2013年6月議会 一般質問(再質問)

●再質問

1項目目の子宮頸がんについては、迅速な対応について感謝したいと思いますが、何よりも大切なのは、まず、副反応リスクの情報提供をしっかり行うことだと考えます。

このワクチン接種は強制ではなく、保護者の決定に委ねられるものです。その意味では、ベネフィットとリスクが正しく情報提供されねばなりません。ただ今のご答弁では、ワクチン接種を勧める案内を個別郵送でおこなったが、積極的に進めない、と国の方針が変わったことについては、個別のお知らせをしない、とのご答弁であり、残念に思います。

また、教育委員会のご答弁についても、健康福祉部と連携して取り組んでいただけることは、大変心強く期待いたしますが、調査方法に関するご答弁を伺うかぎりでは、子宮頸がんに対する理解が、やや希薄であるように思われますので、今後も関心を寄せて取り組んでいただきますよう切望いたします。

また検診体制が進まない原因については、検診を受けやすくする環境改善が必要であると考えています。検診による効果については明確であるため、検診率が低いのでワクチンの合理性に頼る、というのではなく、検診制度の充実に向けて、国府に対して要望していくことも大切であると考えており、併せて要望とさせていただきます。

2項目目の国循についてですが、「飛躍的に市内外からの集客が向上する」とのことですが、具体的にどの程度の数値をシュミレーションされているのでしょうか?

つぎに、「新駅周辺のまちづくりの起爆剤になると期待できる」とのご答弁でしたが、具体的に説明をお願いします。

さらに、移転場所だったところを文化エリアと位置付けられてのことでしょうか?

また、新駅整備のために、まちづくりが必要とのことですが、本来ならばまちづくりの議論があり、交通手段を検討・整備されるべきではないでしょうか。

延伸計画が先行している今日にあっては、少なくともまちづくり計画に、新駅をいかに活かして活動するか、という協議が地域全体で湧き起ってこそ、その地域の活性化が得られるのではないでしょうか?

地域住民・船場団地組合・行政の協働はどのように検討され、進められていくのでしょうか?

以上、ご答弁をお願いします。

3項目目の公益通報についてですが、

運用面について、公益通報件数のHP上に公表について、「公益通報ではない」が「あくまで参考」に掲載したとは、どういう意味でしょうか。「あくまで参考」という表記さえないなかで、市民にはなんのことか分かりません。不受理件数のみの掲載で、市民はどのようなメリットを得ることができるのでしょうか?

また「行政内部の組織間での情報提供」とありますが、この場合の情報提供は何の目的で、どのような成果、あるいは効果をめざして行われたものなのでしょうか?

議員が個人情報保護などの配慮をするという前提での情報提供である、 というのは、十分に納得できますし、その意味では大変評価します。

では、議会事務局だけではなく、他部署においても、議員が同様の情報提供を求めたら、応じていただけると考えてよいでしょうか。

なお、市は要綱の見直しについて言及されていますが、公益通報の意義や目的に照らし合わせて、制度の活用が広がるよう十分な配慮がなされるよう、強く要望します。

以上、再質問といたします。

 

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