2012年5月議会 質疑

○質疑

◎ 報告第16号「箕面都市開発株式会社経営状況報告の件」

報告第16号「箕面都市開発株式会社経営状況報告の件」について質問いたし
ます。

同社の経営状態について、例年のこととはいえ、相変わらず極めて簡単な報告なので、私たちは総勘定元帳を見ることができないため、細目がまるでわかりません。箕面市は、箕面都市開発株式会社に99.9%出資している株主です。箕面市民の利益のために出資会社の経営状況を精査しようという議員が総勘定元帳を見ることができないのは納得できません。

そこで、以下の質問を行います。

1点目に、販売費及び一般管理費について質問いたします。

期首、期末の人員体制はどのようになっているでしょうか。常勤職員、嘱託職員、パートの各人件費は幾らでしょうか。一人一人の個人単位のものは結構ですが、各区分ごとの人件費をお願いいたします。

事務消耗品費の割合がかなり高いように思いますが、この内訳はどのようになっていますか。具体的な明細と、このように膨らんでいる理由を教えてください。

支払共益費585万3,899円とありますが、これも金額が大きいため、内訳の説明をお願いいたします。

2点目は、施設管理事業についての質問です。

みのおサンプラザ1号館・2号館管理受託業務についてお伺いいたします。

平成23年度事業報告では、長期、短期滞納先に対して督促、面談による相談などの対応をしたとありますが、長期とはどれくらいの期間で、滞納額は幾らくらいなのでしょうか。また、件数は何件でしょうか。短期滞納に対しても、同じく説明を求めます。また、この件の解決策が見出せているのかお尋ねします。

報告書には、長期修繕計画資金計画に関する詳しい記述がありません。第1回定例会の私の一般質問において、市のご答弁では、今年度から長期修繕資金計画について検討するというものでしたが、報告書には、施設の老朽化に長期的な対応ができるよう、適切な施設改修に努めますということしか書かれていません。これでは、管理会社としての箕面都市開発株式会社の姿勢が問われてしまいます。市は筆頭株主としての重責を意識し、株主総会において、この件の追及なり、提案なりは行わなかったのでしょうか。

以上、大きく2項目の質問をいたしましたので、ご答弁をお願いいたします。


■再質問

ただいまのご答弁につきまして再質問いたします。

質問以外の件でるるご説明をいただきましたが、肝心の質問に対しては十分にお答えいただいておらず残念です。今回は、報告案件の内容について不明な点をお伺いしたものなのです。

冒頭に、出資者として多重のチェックシステムが機能していることから、市としては総勘定元帳など個別具体の支出項目の公表を強要する意思はありませんし、すべきでないということでしたが、これでは都市開発が債務超過で特定調停に至ることになった以前と余り変わりません。のど元過ぎればということでしょうか。大変残念に思います。

さて、1項目めについてですが、人件費について誤解があるようですので、再度質問をいたします。

私は、一人一人の人件費をお尋ねしているのではありません。常勤職員全部でいくらなのか、嘱託職員全部でいくらなのか、パート職員全部でいくらなのかということを質問しています。ご答弁をお願いいたします。

2項目めに、箕面都市開発株式会社の会計規模から見ると、この事務消耗品費の割合は理解に苦しみます。質問があれば、説明すればよいことです。その結果、その支出内容が適切であるか否かの議論に発展するか否かはその後の問題です。株主として、会計報告で不明な点があれば、質すのは当然のことであり、かえってなぜ説明できないのかと疑問が生まれます。納得できないことであると表明しておきます。

2項目めの滞納状況についてですが、このたびの報告案件として提出された報告書の中に記載されていますので、質問をしています。何ら混同はいたしておりません。長期修繕計画、資金計画につきましても、報告書に施設管理事業として記載されていますので、質問をいたしました。いずれにせよ、箕面都市開発株式会社や箕面市の姿勢が明確になりましたので、そのようなものと受けとめ、今後の議論とさせていただきます。

再質問では、さきに申し上げました人件費の件につきご答弁をお願いいたします。


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