元気にとも子議会ニュース【創刊号】 11月5日発行


索    引
初心を忘れず、頑張ります!
市民の期待を受け止め、女性議員こそ輝け
会派「市民元気クラブ」を立ち上げ
九 月 議 会 報 告
議長を決めるのに1日がかり!
なんと自民党同友会と共産党が取引して、議長・副議長を分け合う!?
常任委員会は大荒れ!
特別職の退職金減額案、常任委員会で可決されるも、なんと本会議で「棚上げ」に
中西は、討論と3項目にわたる一般質問を行いました。
決 算 委 員 会
二十歳の議会傍聴記
活 動 日 誌
市政報告会のお知らせ
12月議会のお知らせ


◎初心を忘れず、頑張ります!
 中西 智子


 “暑い夏”から早、2ヶ月が過ぎました。重なる大型台風や新潟県中越地震、イラク人質事件など厳しい自然環境と政治状況が私たちの日常にとり巻き、痛ましくやるせない思いの日々が続いています。
 九月議会が10月8日に終了し、続いて行われた決算委員会が同26日に終了しました。早く、みなさんに議会の状況をお知らせしなくては!と思いながらも作業が遅々として進まず、ようやく議会ニュース創刊号の運びとなりました。
 とにかく、分からないことだらけで、片っぱしから人に尋ねたり、書物を調べたり・・・様々な行事に出席するなど、慌しい日々を送っています。
「市民の常識は役所の非常識」とはよく言ったもので専門用語は無論のこと、慣習などで、市民感覚上では理解に苦しむことが一杯あります。それを言うと、自民党の先輩議員の方々から「市民と議員とは違う」「早く議員の自覚を持つように」とたしなめられました。

私は1,843名の皆さんからご支持・ご支援をいただき議会へ送っていただきました。その責任の重さは充分に受け止めていますし、今後私の公約をしっかり実現させる
ことがご支援いただいた皆さまの信頼に応える唯一の道である、と確信しています。
あらためて、私はお約束します。
◎「フツーの市民の視点」で議会を厳しくチェックし、税金の無駄使いを止めさせます。
◎ 市政をガラス張りにする為、情報公開をすすめます。
◎ 社会的弱者の権利を守り、女性も男性も、老いも若きも、障害がある人もない人も、
  外国人も・・・皆がいきいき暮らせる街の実現に取り組みます。
◎ 介護の現場の声を議会に届けます。
以上、新米議員ですが初心を忘れず精一杯、取組んでまいります。一緒にこの箕面を変えていくために、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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◎市民の期待を受け止め、女性議員こそ輝け
 箕面から変えようネット
 会長 今井 栄一

 落選らしい、と票読みされた人が当選した。
 50人乗りバスで36台分1,800余人。これだけの有権者が「中西とも子」と投票用紙に書いてくれたのだ。すごい。
 棄権した市民が半分もいる一方で、女性候補に託す切ないほどの気持ち。当選した女性議員たちにエールを送りたい。
 「ゴミの有料化白紙撤廃」を訴えた藤沢氏も同時に市長に当選した。
 新市長とのスタンスをどう取るか。中西さんを含む五人の当選議員は藤沢与党とみなされている。厳しい市民の目が注がれるはずである。
 ゴミ処理はいまや最も深刻な問題。「有料化から無料に戻す」という単純な操作ですむのか。
 三重県の例が参考になる。北川知事の時、日本で初めての 「産業廃棄物税」が成立した。試算では11億円の税金が企業から集まるはずだったのに入って来たのはたったの1億3,000万円。
 企業の側も税金を取られないようにリサイクル化で必死にゴミの減量を図った。ゴミが減れば処理場が長持ちする。産廃税を貯めて新処理場の建設も可能だ。
 環境に配慮したから利益が上らないー従来型のこうした考えは三重県では見事に引っくり返った。企業自体も出費抑制でき、儲かったのだ。
 発想の転換が要求される現在。中西さんには特別に勉強をして欲しい。従来型(村落型)の選良はこれから減る一方であろう。近付く少子高齢化社会、介護問題。中西さんをはじめ女性議員の双肩に箕面の将来が重たくのしかかっている。

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◎会派「市民元気クラブ」を立ち上げ

 北川議員・前川議員ら3人で、「市民元気クラブ」という会派を立ち上げ、中西は幹事長の重責を担うことになりました。全員、議会に不慣れですが、新人ならではの目線で議会活動を行ってまいります。
◆何故市民派5人で会派を組まないの?
 もちろん私は5人でひとつの会派にまとまって力を発揮すべき、と皆によびかけました。何度か議論をしましたが、「会派を分けて発言数を増やした方がよい」という先輩議員の強い要望を尊重し、新人会派を結成することになりました。
 ただし、これは暫定的な措置で、様子をみて統一会派を模索していくこともありうる、ということになりました。これからも中西は統一に向けて熱いラブコールを送り続けます。

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◎九 月 議 会 報 告

 とにかく分からないことだらけの初議会でした。独特の議会専門用語。要領や段取り、戦術の立て方などもろくに分からないまま、過去の議事録を読みあさり、議会事務局や先輩議員の方に尋ねたり・・・ほんとうにあっというまの慌しい初議会でした。

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◆議長を決めるのに1日がかり!

 議長選出というのは各会派から候補者を出して投票で決めるのだろうと思っていたら、幹事長会議において各会派が駆け引きをしながら一日かけて決めるのが慣わしのようです。候補者の決意や意気込みを聞くために時間をかけるならともかく、駆け引きの道具として「じゃあ、今回は譲っておくからこの穴埋めは・・・」という具合に活用するらしい。新人議員の素朴な疑問でした。

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◆なんと自民党同友会と共産党が取引して、議長・副議長を分け合う!?

今回、議長・副議長の選出結果は次のとおりです。
【議長】 
 北口和平議員(自) 19票
 牧野直子議員(無)  5票
 無効票        1票
【副議長】
 神田隆生議員(共) 19票
 増田京子議員(無)  6票

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◆常任委員会は大荒れ!

 政党の支援を一切受けず、まさに市民の力で誕生した無所属・市民派の藤沢純一市長。これは全国でも類のない画期的なことであり、多くの市民が注目しています。
 また、市民派議員も2名から5名へと大きく躍進しました。これから市政は大きく変わる、と期待を膨らませた市民は決して少なくないと思います。市民の期待度は連日の議会傍聴者の多さにも現れています。(箕面市始まって以来の傍聴者数らしい)しかし、その分(?)新市長に対する旧与党勢力の執拗な追及にも激しいものがありました。
 中西が所属する民生常任委員会では、「ゴミ問題」が焦点となりました。

●市長提案の、「ゴミ減量市民委員会」設置の補正予算案が否決!

◎自民党、民主・市民クラブが反対。(公明党は委員長=議長のため意見表明なし)
主な反対理由]既にゴミ審議会があるから、新たな委員会設置は必要なし。条例では3年後に見直すことになっている。3年経って検討すればよい。(自民党)
◎中西は、ゴミ有料化問題について市民の声をしっかり聞く場を設定し、再検討するために同委員会設置が必要である、と同補正予算案に賛成しました。
他に、共産党も賛成。

●何で?共産党提案の条例改正案(ゴミ袋を来年の3月までに無料にする)に反対した理由

◎自民、民主市民クラブ、市民元気クラブが反対。
 一見、耳アタリのよい、同議案には次のような問題があったため、趣旨は理解できても残念ながら、議案としては賛成できませんでした。
・白紙に到るプロセス・方法論が欠落し、担当部署の現状や実態、発生費用も調査されておらず、「そういうことは市長が考えればよい」というずさんで無責任なもの。「一応白紙を提案した」というポーズだけの(既成事実化をはかるだけの)粗雑な議案であることが明らか。
・現行条例の改正案であるにもかかわらず、前後の文脈が合致せず、非常に稚拙で、改正案としての要件を満たしていない。
☆ゴミの減量問題は単に無料化したからといって解決されるものではありません。
 現時点でゴミの有料化を一気に無料化に戻すと、クリーンセンターの試算では約1億円強かかる、とのことです。またすでに燃えないゴミ用の袋を購入いただいた方への払い戻し業務なども検討しなければなりません。  
 ただし、現状の料金設定をはじめ、多くの市民がゴミの問題で不満に感じていることは事実です。「3年待つ」のではなく、1日も早い見直しを検討すべきです。

●請願「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書提案の請願」(市民提案)が否決

◎中西はこの請願の紹介議員になりました。
 容器包装リサイクル法の問題点は、ペットボトルなどのプラスチック容器の回収が、自治体の役目になっているため、集めれば集めるほどコスト増になり、財政を圧迫する構造になっていることです。 
 製造者は便利だが、環境に悪いものをどんどん作り出し、そのツケを払うのが善良な市民という理不尽さを解決するためにも「容リ法」の改正が急務です。
 この処理コストを容器代に組み込むことで、生産者責任を明確にし、ゴミの元となる容器の見直しをはかり環境を考えた容器の開発を喚起させるべきです。
◎自民党同友会、民主・市民クラブが反対
[主な反対理由]
 箕面市内の中小の製造業者が困るから。また便乗値上げもありうる。趣旨はわかるが、動機が不純なため(?)(以上、自民)
☆この意見書は、他市でも採択されており、箕面市議会の良識が疑われ非常に残念です。
 本会議では公明党も反対し、14対10で否決。

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◆特別職の退職金減額案、常任委員会で可決されるも、なんと本会議で「棚上げ」に

 財政難のおり、市長や助役、収入役、教育長など特別職の高額な退職金を「民間並みの額を目安に、減額しよう!」という議案が、総務常任委員会で可決されたにもかかわらず本会議で継続審議となりました。
 「もっと時間をかけて議論すべき」との趣旨で賛成が覆ったようですが、何としても市長の公約を通すまじ、とする執念めいたものが感じられ、市民の大切な税金をいかに有効的に使うか、という視点が欠落し、嘆かわしい限りです。 

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◆中西は、討論と3項目にわたる一般質問を行いました。

(1)箕面市のこれからの情報公開のありかたについて
市民が市政に関心が持てるよう “市民の「知る権利」をまもってほしい。
A.現状では、非開示扱いになっている「行政文書」つまり、職員が職務上作成したメモや資料も市民に開示されることがのぞましい。また、第三セクターなどの法人は一般法人と区別し、自主的な公開方法を模索したい。

(2)箕面市の男女協働参画事業のあり方について
A.女性職員の登用やひとり親家庭の支援就労支援、子育て支援(保育サービス)の充実のほか、男性職員の育児休業取得を推奨していく。

(3)昼間、何らかの理由で市役へ行けない市民への行政サービスについて
A.費用対効果を検証しながら、市民サービスの向上を進める。総合福祉センター、教育センターでは土曜日の相談を実施。消費センターでは第1・第3日曜も開設する。

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◎決 算 委 員 会
 10月20日〜26日

中西は、以下の質疑をおこないました。(抜粋・要約)
◆農業委員会の委員報酬が高すぎるのではないか?
 1回、30分〜1時間の会議、しかも書類作成は事務方が行い、ほとんどが承認事項という委員会。この委員の報酬が1回につき、3万7000円〜5万7000円、1年に12回。この財政難のご時世に、ちょっとおかしいのでは?少なくとも、議員に報酬は不要。委員会の今後のあり方・有意義な活用も含め、再検討を要望しました。
◆箕面市商工業振興補助金の運用について
 900万円が箕面商工会議所に交付されています。
 そのうち、商工観光振興費という区分で部会活動費(約300万円位)というのがあり、各種「視察」を行っていますが、残念なことにそのレポートが全くありません。市民の税金を有意義に使うためにも視察結果を共有化・全体化するよう要望しました。

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◎二十歳の議会傍聴記
 西小路 T・H

 議会を見た感想を僕の視点で書かせて頂きます。僕はまだ知識不足な故、議員の質問や答弁を聴いていても話の内容を余り理解できず、「長い、眠い。」と思い、ただ聴いていました。
 その議会の感想を率直に言わせてもらうと、何か学校の国語の教科書の音読大会のような感じでした。議員は前々から考えていた質問を、ただただ20分くらい読み、答弁する側は、その議員の質問を前々から知っていたような感じで、それに対する答弁を紙に印刷していたのか、これまた20分くらい原稿を見ながらただただ読むだけでした。  
 議会が、こんなしょうもないものだとは思いませんでした。議会に活気を出させるなら答弁する側は議員の質問を知るべきではなく、議員の質問をいきなり受けて、アドリブで答弁して欲しいです。
 そうすれば、答弁する側があまりにも知識が無かったり、矛盾が発生したりと議会がおもしろくなると思います。熱い討論を見たい側としては、それを望みます。
 それともう一つ感じたことは、なんという汚い議会なんだろう、ということです。市長の発言に対し、野党議員のヤジの汚さ、そして、議長はどんなヤジが飛ぼうが、それを止めようとしません。居眠りしている議員もいるのですが、ヤジの時だけ目を覚まし、ヤジを飛ばしています。 
 こんな人達が我々市民の代表だと思うと、そして我々の税金を給料としてもらっていることなどを考えると、とても腹が立ってきます。
 無所属市民派の方々には、くだらない議員のヤジなどに負けず、箕面を良くしていって欲しいと心から願います。

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◎活 動 日 誌
 8月23日〜10月27日

2004年8月〜9月
8月23日 当選証書授与式
8月27日 新市長、初登庁
9月 2日 新人議員対象、説明会、会派打合せ
9月 6日 全員協議会(市長・理事者・全議員一同に集まる)
9月 7日 本会議、幹事長会議、議長選出
9月 8日 本会議、幹事長会議、議席決定。副議長選出、 監査委員決定(民主・市民クラブ)大越議員
9月 9日 幹事長会議 常任委員会、各審査会、委員決定
9月13日〜9月15日 常任委員会に向けた各部署とのヒアリング
9月14日 幹事長会議、NPOみどりのまち市民会議
9月15日 北小地区敬老会
9月16日 本会議、市長・所信表明演説、編集会議
9月17日 常任委員会に向け各部署ヒアリング、編集会議
9月18日 九条の会(発足大阪講演会)
9月20日 容リ法、学習会
9月21日 文教常任委員会
9月22日 民生常任委員会
9月23日 中西・選挙報告会
9月24日 建水常任委員会
9月25日 二中文化祭
9月26日 北小運動会
9月27日 総務常任委員会 「特別職の退職金減額案」可決
自民・公明は反対
2004年10月
10月 1日 クリーンセンター視察
10月 4日 本会議、市長所信表明に対する代表質問
10月 5日 箕面ピースアクション会議
10月 7日 各議案、討論・採決、一般質問。「特別職の退職金減額案」について公明党・西田議員から「動議」(議案、継続審議=実質、棚上げ)が提案
14対10で動議可決
10月 8日 一般質問
10月 9日 決算書学習会
10月15日 議会編集委員会
10月18日 北京JACシンポ
10月20日 決算委員会・文教
10月21日 決算委員会・民生
10月22日 決算委員会・建水
10月25日 箕面浄水場視察
10月26日 決算委員会・総務
10月27日 阪南介護住宅視察

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◎市政報告会のお知らせ


2004年11月
11月13日 市政報告会 東生涯学習センター
11月14日 市政報告会 中央生涯学習センター

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◎12月議会のお知らせ

2004年11月〜12月
11月30日 議会運営委員会
12月 2日 本会議(第一日)
12月 6日 常任委員会(文教)
12月 7日 常任委員会(民生)
12月 8日 常任委員会(建設水道)
12月 9日 常任委員会(総務)
12月17日 議会運営委員会
12月21日 本会議
12月22日 本会議

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